「その使い方、機械壊すよ？」ダイソー200円エアダスターを買う前に知っておきたい後悔しないエアダスターの選び方、使い方、注意点を紹介。ひょっとしたらデジカメ、ノートPC、PS、Switchが壊れるかもしれませんよ？使って後悔する前に絶対に読んで欲しいお話です。
ダイソーエアダスターでPS5を壊しかけた
皆さんはエアダスターを何に使いますか？
デジカメのレンズ部分など触れずに汚れを撤去するためですか？それともパソコン、ipad、iPhone、スマホ、SwitchやPlayStationなどゲーム機の内部の埃取りですか？どちらにしても今まで使ったことのない新しい種類のエアダスターを買う前に説明書きや口コミを注意深く読むことをお勧めします。
そんな私はエアダスターに種類があるなんて思ってもいなかったのでどれも同じだと勘違いしていました。そして妻が買ってきてくれたダイソー２００円エアダスターをPS5内部の埃とりに使った結果。
なんだか液状？白い粉のような跡がガッツリと残ってしまい乾拭きでは全くおちず、ウェットティッシュでやっと落ちました。
エアダスター初心者の私は、
ここで気付きます。
エアダスターってこんな白い噴射物出るものなの？
これで内部にガッツリ吹いちゃった・・。
これ、
機械内部にこんな付いて大丈夫なのか？
と、掃除した後に
死ぬほど後悔したお話をしていきます。
今のところ、PS5に問題はないですが、注意書きに「機械内部に使用厳禁」と書かれた成分を思いっきり吹き付けまくってしまったという精神的なダメージが強いです。
ダイソー製は”機械内部の使用厳禁”
先に結論を言うとダイソーの２００円エアダスターは機械を壊す可能性があるので使わない方がいいです。
え？
と思うかもしれませんが事実です。
私はエアダスターマニアでもなく、特段良くエアダスターを使う方ではありません。しかし、ダイソーの２００円エアダスターの注意書きにはしっかりとこんなことが書かれているんです。
ここに書いてあるでしょ？
「機械内部への噴射、使用は厳禁」
え？
エアダスターって機械内部に使うんじゃないの？ダイソー製ってどこを吹き付ける前提なの？と思って缶をよく見ても
ダイソー２００円エアダスターは「パソコン、タブレット、カメラ、ビデオ、ファックス、プリンター”の掃除”」が用途です。なのに機械内部の掃除するなとは？エアダスターは手が届かない場所の埃や汚れを空気の力で吹き飛ばすのが用途だと思ってたんんだけど、機械内部は厳禁ってどう言うことだろうか？
他のエアダスターとの比較、違い
あれ？実はエアダスターって全部機械内部厳禁？
と思って調べてみると、PC関連機器メーカーで有名なエレコム製エアダスターの注意書きには機械内部に使うことについては禁止などの記載はありません。
成分が違うのか？と思ったが、どちらのエアダスターもDME、炭酸ガス（CO2）の二種類だけで、どちらも内容成分は一緒。
では、
なぜダイソーは頑なに機械内部厳禁の注意書きを入れたのか？
なぜエレコム製は機械内部の清掃はOKなのか？
この謎の答えは、
メーカーによって「DME」と「炭酸ガス」の配合がメーカーによって違うことが原因のようだ。
次のダイソー製エアダスターで出てきた白い粉、跡の正体で解説していく。
エアダスターの白いガス、液もれの正体は？
この液跡（白い粉）、噴射時に出てくる白い成分の正体は、エアダスターの内容物であるDMEと炭酸ガス。
一応DMEとは
DME（Di-Methyl Ether、ジメチルエーテル）は、その化学式が、CH3OCH3で示される物質です。DMEは、沸点－25.1℃で、常温では無色の気体ですが、飽和蒸気圧が0.6Mpaと低く、圧力をかけると容易に液化します。その性質がLPガスの主成分のプロパン、ブタンに似ているので、貯蔵、ハンドリングはLPガスの技術が応用されています。
DMEは、スプレー噴射剤用に導入される時点で、低毒性で環境負荷が低いことが既に確認されていましたが、燃料として多量に流通する場合の安全性評価については、新たに、詳細な試験が行われ、安全性はLPガスと同等であることが確認されています。
炭素同士の結合を持たないので、燃焼時にススが発生せず、また、硫黄分を含まないので、SOXの発生もありません。水素リッチで熱量当りのCO2の発生も少なく、NOXの発生も少ないため、環境負荷の極めて小さい「次世代のクリ－ンエネルギー媒体」です。
DMEは、天然ガス、石炭などの化石資源だけでなく、バイオマス、太陽光発電電力により生成した水素などまで、幅広い原料から製造可能です。LPガス、天然ガスと同様に、家庭用燃料、発電用燃料、更にはディーゼルエンジン用燃料や、燃料電池用の燃料等、幅広い用途に利用可能な新エネルギーとして期待されています。
日本DME協会 DMEとは？より引用
要するにDMEは従来のLPガスよりも環境に優しいガス。
そう優しいと言ってもDMEの中にはエタノールなども含まれ、可燃性で引火しやすいガスなのは一緒。そのDMEと炭酸ガスが一緒に液状になって噴出されているのが「白いガス」の正体。
ついでに、世の中のエアダスターは、こんなに液漏れ、白い成分が出るものなのか？と調べてみたら、昔はこういった液だれや白い成分の噴射がよく起きていたが、現在は配合を調整することで、この液漏れを防ぐエアダスターが一般的になってきているよう。
結果、ダイソー２００円エアダスターは内容物がガッツリと液漏れしているクソみたいな品質のエアダスターだったと言うことです。
と言うことで、
私のPS5の内部はDMEと炭酸ガス成分がみっちりとこびりついてしまっている状態と言うことになります。
最悪だよ。
後悔しないエアダスターを選び方
・ノンフロンかどうかはどうでもいい（環境気にしないなら）
・液漏れしないタイプを選ぶのが無難。
・口コミよく見る
・注意書きに「機械内部に使用厳禁」がないか。
結局のところ、これら全てが当てはまるのが前述したエレコム製のエアダスターのようです。１本３００円前後が妥当らしい。
一応、こっちのエアダスターも良さそうでしたが↓
※機器内部への使用は厳禁です。と注意書きされていました。私の二の舞になりたくなかったら買わない方が無難ですよね。
と言うことで、エアダスターって買う時に注意が必要ってことがよーーーくわかったと思います。
まとめ：ダイソー２００円エアダスターは使わない方が無難
エレコム製と成分が一緒だとしてもどうやら配合に違いがあるためか、やたら液跡が残り、注意書きにも「機械内部に使用厳禁」とまで書かれているダイソー２００円エアダスターを使うメリットはどこにもないです。
とりあえず「シュッシュッ」と何度も短く噴射をしてみて少しでも白い粉が出ているのが確認できたらダメなエアダスターってことで良さそうです。
だったら、Amazonや楽天で誰もが高評価しているサクッと三本セット買っておけば良いってことです・・。
・エアダスターの種類
・初めてエアダスターで掃除する不安解消。
・エアダスターの後悔しない選び方
・安物と普通のエアダスターの違い
・ダイソー製品はマジで買うな
などがわかります。