PS5で「it Takes Two」をプレイした感想と海外のレビューを紹介「大人では解けない子供のひらめきも必要な絶妙な難易度とステージ設計。子供の頃夢見た本の世界を友達と一緒に冒険できる最高のゲーム体験はモンハンライズを越したと海外で絶賛される程、ぜひ友人、親子で一緒にプレイして欲しい作品です。
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『it Takes Two』とは？
『it Takes Two』とは離婚を切り出した両親の仲を修復させたいと願う一人娘の「願いと魔法」によって父コーディーと母メイの二人は娘が作った人形に入ってしまい二人の体を元に戻すために謎の本の力を借りて進んでいく協力アクションゲームです。
この作品を作った「Hazelight」はスウェーデンのストックホルムにあり、様々な受賞歴を有する独立系のゲーム開発スタジオで二人協力ゲーム「A WAY OUT」で一躍有名に。確かに一度はやってみたいけど日本語版が出ていなかったりして結局未プレイなんですが、一度はやってみたかった協力ゲームですね↓
そんな協力専用ゲームを作り上げたスタジオが作った『it Takes Two』は今まで培ってきた「協力を楽しむ」に尽力してきた全てのスキルを詰め込んだ見事な作品となっています。
今回二人の娘と私でコントローラーを交換しながらプレイしましたが。二人が別々なのに息を合わせて協力しないと進めない絶妙な難易度で息を吐く暇もないまま最高のゲーム時間を過ごすことができました。
難易度は小学生低学年二人では少し難しいですが、ゲーム経験者の大人が片方をプレイすれば「大人のスキルだけではなく、子供のひらめきもゲーム攻略の鍵にもなるため」子供も大人も心底楽しめるので安心して購入してみてください。
このゲームでお勧めする人は
・親子でできるゲームを探している人。
・二人で楽しめるゲームを探している人。
・二人でオフでもオンでものんびりたっぷり協力プレイしたい人。
・知らない海外の人と最高のゲーム体験をしてみたい人。
こんな人たちにお勧めです。
PS4/5『it Takes Two』感想
言いたいことが多すぎるのですがとりあえず言えることは
誰かと一緒に「小さくなって物置小屋から庭の大木、飛行機や魔法の鯨やUFOに乗ってハチや猿を撃退したりする想像を超える多彩なステージとボリュームのゲームを遊びたい」と思うなら今すぐにこのゲームを買うべきです。
オフラインなら画面分割で楽しめるし、なんとオンラインでも片方がこのゲームを所持していればゲームを持っていないフレンドを招待してゲームプレイが可能！ってすごいですよね。
操作するだけでひたすらに面白い。
信じられないかもしれませんがこのゲームをやっていて一度でも「このゲームを止めたい」とは思いませんでした。（冒頭の残念な夫婦仲について知ってしまった娘の悲しい顔をみた時以外は）
娘の魔術のおかげで人形になってしまった夫婦コーディーとメイの珍道中が始まった途端にひたすらに面白いが連続してプレイヤーを一気にゲームの虜にしてくれます。
操作の違和感ゼロ。
滑らかに動くキャラ
ジャンプのタイミング
全てが完璧。
初めてXBOXで「HALO」をやった時のFPSに感動したあの時、直感で動き楽しめるゲームを触った時の感動に近いレベルです。
「このゲーム面白いな。」
ほんの少しだけキャラを動かしただけで感じるあの直感が再び。
そしてその直感は合っていました。
直感的に動かせるギミックへの対応方法、二段ジャンプ、壁の連続ジャンプ、飛行機、ボスとの戦闘、全ての操作に対して不満や違和感は感じることがありません。
二人で冒険するというシンプルな楽しさ
「ねぇパパ！この先には何があるのか楽しみだね＾＾」
子供が本当に嬉しそうにプレイしている。その横では自分の技量では無理なステージだと分かっている次女は不貞腐れて・・いないどころか一緒に冒険を楽しんでいる。
「お姉ちゃんあの葉っぱの上に乗れるよ！」
なかなか二人で長い長い冒険を楽しめるゲームは少ない。
オンラインならまだしもオフライン協力プレイではほとんど見かけたことがない。
私も子供が生まれてから子供も一緒に楽しめるゲームを常に探してプレイしてきたが、ここまで大ボリュームで多彩なステージを「子供と一緒に本当に冒険している」かのように錯覚できたゲームは初めてだ。
テラリアやマイクラも一緒に冒険はできるが、何か違う一味違う没入感あふれるゲームプレイ。
そうだ。
本とか映画の物語に実際に入り込んだような感覚に近い「ネバーエンディングストーリー」を読む主人公のような感じ。
ワクワクする映画、、、「ハリーポッター」の世界を二人で冒険するようなワクワク感だ。ホグワーツ学校の地下迷宮から屋上まで隅々二人で探検できたとしたらどんなに面白いだろうか？
そして私たちの想像を超える多彩なステージ（物語）は進むたびに発見と驚きに満ち溢れれているのだ。
そんな子供の頃に一度は想像したことのあるような本、アニメ、映画の世界にもし自分が入ったとしたら？そんな想像を形にしてくれているのがこの作品だ。
「この先には何があるんだろう？」と純粋に楽しめた子供心を呼び起こす面白さに溢れている。
当のゲーム内の本人たちはそれどころではないようだが、そもそも二人が子供に離婚を切り出すからこんな目に遭うんだろうが、ってこっちは知っているし不死身の体なのも知っているのでどんなに彼らがゲーム中に落下したりしても気にならないように配慮する設定も見事。
子供心に少しでもストレスが残らない配慮も見事だ。
子供のひらめきも必要な難易度
どうしても進めない。
ここはどうすればいいんだ？
「パパ！小さくなって中に入ればいいんだよ！」
「えーーーそんなことありえなぃ…あ、行けた、まじか！娘！凄いな！」
「えへへ（にっこり）」
こんな事が多々起きます。
新しいステージ、新しいギミック、新しい場所に行くとついつい身構えてしまう大人と違って子供たちは目の前にある「遊び場」でいかに楽しむかを考えるひらめきの天才。
その発想力を見越しているかのように随所に置かれた「想像力を試す」かのようなパズルやステージは大人の子供力を試す良い機械かも。
本当にこのゲームを作った人は天才だと思う。子供のひらめき＝いたずら心を実践することによってトロフィー（実績）が手に入るようになっている。
例えば↓のシーソーのようなギミック。とあるアホな方法で片方を飛ばすと空の彼方に飛び上がり死んでしまうのだが、死ぬ間際に花火のように打ち上がるので子供はゲラゲラ笑って実績も解除できてしまうというね＿＿。
さっさと先に進みたい親を尻目に「ディズニーランドを隅々まで楽しみたい」かのように何か面白いものはないかと探した挙句にやはり見つかる実績↓
極め付けはここで手に入れた実績（しかもゴールド！）↓
ここの隠しギミックの「ゴールドトロフィー」の解除方法も子供のひらめきで発見↓
このゲームデザイナーは天才だと思います。大人の凝り固まった思考ではなく常に子供の柔軟な発想とひらめきによって攻略できる場所が多々あるんです。
「ねぇパパ。
これ押したら
どうなると思う
（ニヤニヤ）」
そんな時は笑顔で押させましょう＾＾
大体面白いことになりますから。
絶妙な協力プレイ設計
もちろん協力プレイなので片方がこうやっている間に片方がこうするなどある程度信頼が必要な場面が出てくるのだがそのテンポと設置も見事。
例えばこの上記画面のシーン。
右のパパが操作するコーディーで上下する蒸気を娘が操作するメイの動きに合わせてタイミングよく操作することで先に進めるが場面ではいざこざがよく起きる。
こんな感じで「相手の命を握るシーン」が多く（本当に多く）存在する。
もちろんハンタで王を移動する際に一切の稚戯を含ませなかったゼノじいちゃんのようにできるはずもなく、とりあえず一度は逆に操作して娘を真っ逆さまに落としてみたりしてみるが。。。
が、開発者はこんなこと想定していないわけもなく、娘が行った後は私が今度は蒸気に乗る羽目になるので自分がやった１００倍以上多く突き落とされる覚悟も必要だ。
↑相手のへそを少しでも曲げてしまうと絶対にボタンを押してくれないと進めない場面で苦労する（オンラインの場合どうするんだろう？）
もちろん二人同時に息を合わせるシーンも多いがこのゲームでは二人の役割が綺麗に分担されているというのが面白い。
協力プレイといえばなんとなく巨大な岩を二人で協力して押したり巨大な敵を力を合わせて・・・なんてイメージするかもしれないがそんなありきたりの場面は一切出てこない。
巨大な敵を倒す場面は確かにあるが、片方が掃除機で爆弾を吸い込んだ場合片方が掃除機の出口を操作して的に向けて発射する。片方だけのスキルでは絶対に倒せない設計に。
庭ステージではコーディは攻撃力はないが敵の動きを固める樹液鉄砲。メイはマッチ棒をスナイパーライフルのように打ち出せる鉄砲を装備。コーディで足止めして樹液が大量に付着するほど破壊力が増す仕様は子供も大興奮。（もちろんエイムアシストもあるので子供同士でもクリア可能）
コーディが飛行機操縦して機銃をメイが操作。
片方が上手に渡れるように釘を足場にできるようにバランスよく打ち込むシーン。
と思っていたらステージの随所にある二人で対戦するミニゲームに興じてみたり。（しかもいい感じに技術とひらめきが必要だったりと子供と大人でもいい勝負ができる内容だったりする見事な設計）
子離れをほんの少し体験できる
”いつも一緒ではいられない”のもこのゲームの面白い点でもある。
役割が決まっているため、パパがどんなに頑張って手伝っても娘は勇気を出して一人で別行動をして戦う場面が出てくる。
パパは何もできない。
とあるステージでパパは飛行機を操縦している間に乗り込んできたリスの親玉といきなりタイマン勝負を挑まれる。
「がんばれ娘！」
応援しかできないもやもやもなんのその、一度は負けたもののリトライして圧勝することができた。
「いつか父親とは離れなければならないのだ」分かってはいるが少しもの悲しくなれるのはこのゲームデザイナーが狙ったかどうかは不明。
が、ステージを進むにつれてパパの手伝いを必要とせず姉妹でクリアしていく姿を見ているのは寂しい。いや、ゲームできない寂しさもあるけど父親としてね）
よつばと１５巻のとーちゃんのシーンも理解できるはず・・・。
想像を超える多彩なステージとボリューム
まだまだある。
このゲーム奥が知れないどころか自分が想像できるはるか先にあるような多彩なステージが待っている。
１面：地下の物置部屋
見ての通り１面の物置部屋なだけなのに多彩なステージ模様とギミックの数々に突然手に入る釘鉄砲で多彩なパズルを解き明かしてボス２体もいる。超長い冒険もまだ１面かよ！と嬉し喜びを得られます。
２面：庭
２面はもっとすごい。庭から大木の中へ、リスの手助けをするために蜂の大群を樹液とマッチの鉄砲で撃退、巨大研究所から巨大ジェットコースター、滑り台、ボート、飛行機、クラゲ、幻想的なクジラに乗ったりとアクション多彩なステージ。
３面：宇宙
個人的に一番楽しめたステージ。娘の部屋に入ったと思ったら宇宙へ。
へ？と思う暇もなくパズル＆パズルな多彩な宇宙に彩られた子供心をくすぐるギミックだらけのステージ。このステージにグッとくるのは男だからかな？娘たちは蜂のステージの方が好きだってさ。
４面：？？？
あまりに長い間三人でゲームしていたために妻に週末までお預けになった４面の詳細は不明。
ここまで読めば「知らずにプレイしたい」と思ったはず。
ここが最後かすらも不明。
が、この先に待っているのは私たち家族が心底楽しめた冒険を超すようなステージになっているはず。
この先に広がる未知の冒険を友人と？娘と？パートナーと？知らないオンラインの人と？やってみませんか？
パッケージ版は輸入品しかないのかも↓
デジタル版を購入しましょう！
it takes two海外の評価「モンハンライズ超え」
モンハンライズと同時発売によって日本ではあまり注目されていないようですが、海外ではモンハンライズどころではない高評価の嵐で話題になっています。すでに今年のゲームオブザイヤー候補だと言われているようですね。
私たち家族も楽しんだゲームが高評価だと正直うれしいですね。
１００点：It Takes Twoは協力ゲームの天才であり、このジャンルのクラシックであり、Game of theYearの候補でもあります。ゲーム全体で退屈な瞬間は1つもありません。また、グリッチや技術的な問題も発生しませんでした。It Takes Twoはほぼ完璧に磨き上げられており、協力プレイのゲームファンにとっては絶対にプレイする必要があります。原文（英文）
９５点：It Takes Twoは、その独創的で中毒性のあるゲームプレイと、新鮮できちんとした宇宙のおかげで、信じられないほどのゲームです。ジョセフ・ファレスは、成功した協力の経験を提供するための真の贈り物を持っていますが、ここで彼は感動的でよく話された物語の中心にある多数の素晴らしいアイデアで非常に高い水準を設定します。モデレートなしで共有する必要があります！原文（英文）
９０点：It Takes Twoは、クリエイティブで楽しいゲームプレイのアイデアで私たちを圧倒した素晴らしい協力アドベンチャーです。GameProドイツ
１００点：地元の協同組合が忘れられている時代の完璧な地元の協同組合ストーリーゲーム。また、パンデミック時や遠距離恋愛においても、オンライン協力の側面は特に重要です。たくさんのかわいいリファレンスとミニゲームを手頃な価格で提供するシンプルなストーリー。これは完全に価値があり、Hazel Lightが、まだ地元の協同組合を愛している私たちのために、このような傑作を出し続けてくれることを願っています。正直なところ、その話（そして最後のトロフィー）は私を泣かせ、時には振動の使用が没頭を助けました。私は間違いなくHazelLightから購入し、尊重し続けます。すべての人（子供、親、カップル、友人）がこのゲームをプレイすることをお勧めします。原文（英文）
１０点（１０点満点中）これは本当に楽しいゲームです。基本的にはストーリーのあるパズルプラットフォーマーですが、メカニックは多種多様なので古くなることはありません。あなたがこのジャンルのファンである場合、または特にあなたがあなたとゲームをしたい子供がいる場合、これは必需品です原文（英文）
１０点（１０点満点中）レベル間をシームレスに優雅に流れるクリエイティブな表現の絶対的な喜び。
ユニークで、面白く、ペースが良い。ゲーマーではない妻でさえ、遊び続けたいと思っていました。
古くなったり古くなったりすることなく、反対のキャラクターとしてもう一度プレイするでしょう。それは確かに今年のゲームのリストに注意する必要があります。原文
IGN：It Takes Twoは、素晴らしいゲームプレイのアイデアの道を切り開き、それを使って石けり遊びの派手なゲームをプレイする壮大な協力プレイアドベンチャーです。それは美しく、途方もないペースで、創造性で泡立っています、そして遊び心と実験はあらゆるターンで報われます。配偶者、友人、兄弟、その他（子供でも、テーマが成熟しすぎている可能性があります）など、人生に何らかの協力パートナーがいる場合、It TakesTwoは本当に楽しい旅行です。一緒に取る必要があります。原文（英文）
まとめ「親子で是非やって欲しい」
いかがでしたか？
せっかくPS5を手に入れたので初めてやるゲームは子供と一緒にと思って購入してみましたが。
やってよかった。
出会えてよかった。
そう思える最高のオフライン協力プレイゲームでした。
欲を言えば３、４人でも楽しめる次回作を待っています＾＾早くしないと子供たちがゲーム離しちゃうので早めに皆さんもプレイしてくださいね。
近々オンラインプレイもやってみます。
このほか画面分割orオフライン協力プレイのできるゲームを紹介しています↓
オススメのPS4/5で楽しめる多人数協力プレイを紹介
PS4/5: SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD: THE GAME感想評価
マイクラダンジョンズが面白すぎる！私と子供の感想評価を紹介
PS4:脳食いエイリアン感想評価。脳汁半端ない多人数ゲー
