あなたはゲームで感動したことはあるか?PS4の風ノ旅ビトを今すぐにプレイすべき理由と感想と評価。人の何かを震わせる見事なゲーム性・デザイン・操作性。ゲームオブザイヤーを総なめにした至高の作品をプレイして欲しいので私は語ります。新型コロナで外出自粛となり人との接触が最低限となりストレスがたまるいま世界中でこのゲームが見直されている理由とは?
先に7年も待って発売された新作がまさかのアプリ専用ゲームになったことにも驚いたが、ゲーム性は風ノ旅ビトに似通っているがオンライン専用、人とのつながりを重視、結果グダグダした風ノ旅ビトの世界観を踏みにじるようなゲームになってしまい一週間と経たずにアプリを削除してしまいました。
だから今こそ、全てのゲーマーに「風ノ旅ビト」を紹介したいと思ったのです。
この記事では
- PS4のおすすめゲームはある?
- 一人でじっくりやりたいんだけどオススメある?
- われを忘れるゲームある?
- 最高の休日を過ごせるゲームは?
- 風ノ旅ビトって面白いの?
- SKY星を紡ぐ子供たちってどう?
- 最高のゲーム音楽を探しているんだけど?
以上の疑問や悩みが見事に解消される内容となっています!
新作「SKY 星を紡ぐ子供たち」にがっかり
風ノ旅ビトから7年後に発売されたアプリゲー「SKY星を紡ぐ子供たち」がクソだった。
旅の目的が不明瞭。
操作が難しい(慣れない)。
何をすべきかも不明瞭。
素直に面白さを感じることもできず
クソゲーと判断した。
いつかPS4(もしくは5)でリメイクされて出るときは改良されて再び最高峰の感動を与えてくれると期待しています。
それでは、インディーズでありながら世界中の人々を感動させて堂々のゲームオブザイヤー受賞の風ノ旅ビトを語りたい。感想と評価を紹介します。
風ノ旅ビトとは?
2012年PS3で発売直後から話題を集めその年のゲームオブザイヤーを総なめにしたゲームです。
物語:どこまでも続く砂の世界でプレイヤーは一人の旅ビトとなって先に進み、世界が荒廃した理由・山の頂に光る光に向かう理由などが徐々に紐解かれていく過程を美しいビジュアルと演出のみで構成された世界を歩き続けることになります。
ゲームデザイン:文字・言葉などの直接的なコミュニケーションは一切排除されており、プレイヤーの直感で感じてもらうしかないが、不思議とプレイヤーはストレスなく誘導されていき、全員が平等に同じ理解ができるような絶妙なゲームデザインはゲーマーならば一度は感じて欲しい。説明書を一切見ることなくエンディングに行けることはそうないはず。
その先にある感動を体感してほしい。
最後まで歩いた先にある謎。
頂上の光の謎。
エンディングであなたは感動してしまう。
そんな見事なゲーム。
このゲームに触れたのは数年前のPSPLUSのフリープレイがきっかけです。
しかも当時PS4を「ディビジョン」をプレイするためだけに所有しており、ディビジョンの最高峰のビジュアルと操作性、オンラインマルチプレイの面白さに感動していた直後でしたが、私は数年経った今でもPS4のオススメは?と聞かれたら「風ノ旅ビト」と即答する程の感動を与えてくれました。(アクション好きにはディビジョン1かラストオブアスと言いますが)
とりあえず私は風ノ旅ビトで何を感じたのか?を拙い文章で紹介していきます。
風ノ旅ビトで感動したこと。
購入して何年経ってもいまだにプレイを続けています。
スタートすると砂漠で目が覚め、
遠くに見える光る山の頂上に向かう。
それだけなのに何故いまだにプレイヤーの心を引きつけるのか?
初めてゲームで感動したことをつらつらを書いていきます。
絶妙なゲームデザイン
目を覚ますと砂漠
周囲にあるのは墓標か?
私は誰か?
私はどこにいくのか?
ああ、
あの山の向こうにうっすらと光る山に行くのだ。
もちろんこんな文字は一切ゲーム画面に出てきません
しかしプレイヤーは直感でそう感じるように設計されています。
目の前にある砂丘の一つを登ると現れる「風ノ旅ビト」のタイトルロゴ。
以降、エンディングまで文字は一切出てきません。
本当に。
そして進む。
とりあえず進む
光る山の方向に。
安心していただきたいのは
この間も
ただ歩くだけの中にも徐々に操作方法がわかるように
プレイヤーに一切ストレスを与えることなく
いつの間にか誘導されていく事の心地よさを感じるはずです。
ん?あれはなんだろう?
あの先にはなにが?
あれは?
と徐々に見えてくる謎の遺跡や謎の生き物に
近寄らずにはいられない魅せ方で
気がつくとプレイヤーは物語を自分の意思で進めていることに気がつきます。
プレイヤーは何となく「目を引く物に向かって歩くように設計されているこの絶妙なゲーム設計」に驚かされると思います。ヘンゼルとグレーテルの道標のパンのように、直感で、「あ、ここに進めばいいんだ」とわからせてしまう設定に感動しますよ。
そして前に、光の山に向かって進み続けるうちに
「私たちは何故謎の光に向かって歩き続けるのか?この荒廃した世界、砂漠は過去に何かがあったのか?行く先には何があるのか?」
と行ったプレイヤーの疑問を徐々に明かしていくネタバレの刻み方が絶妙で一歩一歩先に進むモチベーションを微塵も落とす事なく先へ、先へ無言で進み続け「いつの間にか操作している旅ビトそのものに」なったような没入感が半端じゃないです。
操作性がシンプルで子供でも楽しめる
操作性もジャンプ、光(合図)を発する、左スティックでキャラを動かし、右スティックでカメラ操作だけのシンプル操作。滑らかでぎこちなさもなく、ストレスなく動かせるという当たり前のシステムが旅ビトへの没入感を深める要因になっています。
操作の技術が上手になるように上手く設計されているので小学一年生だった娘も一人でクリアできてしまうぐらいです。
子供と一緒に迎えたラストの大飛空。子供のあの顔、思い出すだけで父親冥利に付きます。今までの冒険で培ったテクニック全てを駆使して進むあのステージ・・最高でした。
美しいビジュアル
風の旅人の世界観は砂漠、この世界には緑の生えていない荒廃した世界ばかりですが、夕日の当たる遺跡の美しさ・地下の暗さ・彩り豊かな水の中の青さ、過酷な雪山の白く冷たい壮大さ、光の海の美しさなど先に進むごとに解き明かされる荒廃した世界の姿を自然の環境光だけ壮大さと感動を与えてくれるビジュアルデザインは完璧としか言いようがない。
何度でも言いますが完璧なんですこのゲームは。
世界と調和した完璧な音楽
そしてこのゲームの感動を促す要因の一つに「音楽」があります。
作曲家Austin Wintoryさんの作り上げた音楽はカレーライスのカレー部分ぐらい重要な役割を担っている。こんなな表現で申し訳ない。
ここまで読んでいただければゲーム性・デザイン・操作性・など様々な要因で感動させてくれるのだなと感じたと思いますが。
ここから本番です。
いや、音楽こそがこのゲームの核です。
この素晴らしい感動を伝える術が私にはないので、プロモーション動画を「聴く」のがいいですね。
とりあえず今ご自身の持つ最高の音響設備で聞いて欲しいです。
生まれて40年。初めて。
生まれて初めてゲーム音楽を購入させてくれた程の魅力が詰まった音楽とだけ。
もちろんあのゲーム性を盛り上げる見事な音楽・・・感動が更に深まるんです。
本当に凄いんです。。。
世界の「誰か」と触れた時の感動
初めて風ノ旅ビトをプレイ中にあまりに興奮して鼻血が出てしまった出来事があります。
それはステージ2開始直後の出来事でした
目の前に広がる砂漠と崩れた橋たち、
どうやら、橋を修復する必要があるらしい・・・
さて、どうしようか・・・と周囲を見渡すと
遠くの方で私と同じ姿の「旅ビト」が橋を作り上げていくのを発見。
そうかこうやって「NPC」をさりげなく見せて攻略方法を教えてくれるなんて本当に教え方が上手いな・・・なんて思いながら近寄って彼の動きを真似して追い続けていくと違和感を感じ始める。
なんだか人間と接しているような動き。
話しかけてくるかのようにポンっと光を出してくる。
追っているはずが私と一緒に空を滑空したりする。
追ってくる?
本当に凄い作りだな。
「でもこの荒廃した世界に一人じゃないってこんなに嬉しいものなんだな。」
と色々と一緒に散策してい・・
先行してここに隠しアイテムがあると教えてくれたり
私の動きをトレースしたり・・・
ん?
んんん?
何だか人間臭い動き・・・
じゃない!!!?
これ人だ。
だ、
誰かが操作してるんだ!
え?これオンラインプレイだったっけ?え?
と夜中に一人で興奮し、鼻水垂らしたと思ったら鼻血だったという・・・。
そう、風ノ旅ビトにはこっそりオンラインマルチプレイが搭載されており、実は世界中の旅ビトがあの光の山に向かって歩いている道中、なんらかの条件によって世界中の誰かと同じ世界を共有することがある。ということが分かりました。
しかもその仲間がいる事で得られるのは「多少楽になる」程度の恩恵でしかないのですが。
この世界で一人じゃない。
という感動はプレイした人にしか分からないかもしれません。
このマッチングのタイミングも神がかっていたのもありますが、ゲームを少し理解し始めてひとりぼっちで歩き続けるしかないと思っていた矢先だったのでかつてない感動を覚えました。
ただそこにいるという安心感
もちろん凄いのはこれだけじゃないんです。
「あえてオンラインということすらも隠そうとした理由」が徐々に分かってくるんです。
先ほどのステージ2で突如出会った二人の続きですが
奇跡の出会いに感動しても互いにできるコミュニケーションは光と音を発するのみ、ボイチャないのかよと思うこのご時世に、光と音を出す行為だけの必要最低限のコミュニケーションの中に孤独と思っていた心に光る一抹の希望。
ただそこにいてくれるという喜びと安心感
を是非とも感じて欲しいです。
一期一会のせつなさ
しかしこのゲームはそんなやわじゃない。
最低限のコミュニケーションとオンライン環境は
出会いと別れを何度も繰り返させる仕様になっているんです。
その出会った人、突如として座り込んだっと思ったら砂になって消えました。
え?
どうしたの?
何かしてしまったのか?
と思っても何も返答はありません。
ただ、砂になったという事実だけ。
私はそこに立っているという現実のみ。
気を取り直して光の山に向かいます。
再びどこかで・・・。
そしてこの共に旅した実在のプレイヤー名は
エンディングまで分からない仕様になっています。
しかも、
エンドクレジットの最後の最後に旅をしたプレイヤー名が出ますが
驚くことに実は10人もの旅ビトと出会っていることが記されていることがあります。
そんなに出会ったのか?
もしくは壁の反対側にいたから気がつかなかっただけだったり、私を追いかけて見失った人もいるかもしれません。実は同一人物と思っていた人物も実は違うプレイヤーだった可能性もありますし、遠く地平線に歩く姿を見かけることもあります。あなたが思っている以上に出会いと別れを繰り返していること、そこに感動を覚える人もいれば、不思議な悲しさを感じる人もいるかもしれません。
しかしその中には面白いことがあったりもしますよ。
とある攻略が難しい場面で私はそこで全身真っ白な特別な衣装を着た上級者の手引きによってクリアができた!と思った直後に彼は満足したのか?どこかに消え去ってしまったことがあったり、逆に雪山で遭難しかけている旅ビトを見かけて一緒に頂上に向かったり、互いにお礼も言え最低限のコミュニケーションしかできないからこその不思議な感動と感情の揺さぶられを是非とも感じて欲しいです。
いまだに疲れた時はお酒に酔いながらプレイします。時折出会える名もなきプレイヤーと一緒に歩く事があると嬉しくてたまらない。ひょっとしたら現代の満足できない人との繋がりをこのゲームで得ようとしているのかもしれませんね。だから新型コロナの影響で自粛が叫ばれている今、こんなにも注目されているのかもしれません。
ちなみに私のPS4の背景テーマは何年も「風ノ旅ビト」です。
風ノ旅ビトはPSストアのダウンロードからなら2000円しないで購入できるので是非。通販は輸入盤しかないようです。
似た雰囲気を楽しみたいならFlowerもオススメ
ゲームとして唯一英国美術館に永久保存されたとして有名な最高峰の「没入」ゲームFlower。風ノ旅ビトの制作スタジオの前作品ですが、さすが究極の域。
Flowerの没入感はは凄いです。
なぜなら操作するのは風(花びら)です。
Flowerは草原に咲く一輪の花からこぼれ落ちそうになった一枚の花びらをプレイヤーが起こす風に乗せて草原を縦横無尽に走り回り回るゲームです。
つぼみの状態の花に触れる事で開花させてお礼に一枚の花びらが仲間となり徐々に100枚近くの色とりどりの花びらが風に乗って草原を走り回る、幻想的で美しいデザインと操作性から「雰囲気ゲー」の代表作として有名に。
動画見た方が早いですね。ボタンを押して風を吹き操作はコントローラーを傾けるだけ。
残念ながら後半は難しくなり「ゲームオーバー」があります。子供が途中から電線に引っかかって進む事ができないので我が家では初めてゲームに触れる子供用となっています。
こちらも少し疲れた時にひたすら一面をやるだけでも面白いで切るかぎり最高の音響で大音量で楽しんで欲しいです。顔を風が吹き抜ける感じ、草原に走る草一本一本の奏でる風の音、花の匂い、天気の香り全てがあなたの自由です。
まとめ:新型コロナでも人と繋がれる稀有な作品です。
長々とすみません。だけど何度でも言います
このゲームはゲーマーなら
人生レベルでやらないと損です。
これ以上の言葉が見つかりません。
新型コロナで外出自粛の今だからこそこのゲームの凄さが徐々に広まっているように感じます。どうか楽しんでください。
私と同じ感動を是非。
できれば良いヘッドホンを購入することをオススメします。
私が使っているのはこれ、PS4のUSBに差し込むだけで最適な音楽設定をしてくれるので面倒な設定もいりません。当時3万円近くしましたが今は新品で120000円なので今こそこの感動を。
あと、一人で感動するようにサントラも忘れずに。
以上です。