『リアルすぎるバトルフィールド!食わず嫌いはもったいない』戦争FPS「HELL LET LOOSE」の感想評価です。1発即死、前線まで3分歩いてまた即死を繰り返す苦行を何故私たちは繰り返すのか?それは初めてBFをやった時の「面白くなる壁」がかなり上級者向けの高めに設定されているからに他ならない。
覚えてないだろうか?
あなたが初めてプレイしたFPSのことを。
「なんだこれ面白いな!」
「すごい酔うな」
「すぐ死ぬじゃねーか」
「はいクソゲー!」
XBOXやPS、PCでHALOをCODを、BFを楽しめるようになるまでに何度もプレイしていくうちに大多数の友人が諦めていったのではないだろうか?
でも何故かあなたや私は
今やFPSが大好きゲーマーになっているのは何故だろうか?
どこかで面白いとつまらないの境界線にそびえ立つ「壁」を乗り越えたからじゃないだろうか?
多くのFPSゲームの場合、プレイすればするだけスキルが上がって面白くなっていくが多くの人が面白くなる前にリタイアしてしまう人が多い。壁を乗り越える前に辞めてしまうのだ。
私の場合BF4で紙ぺらな体力とすぐに死んでしまうゲーム性に心底嫌になりかけたが衛生兵で人を生き返らせるだけでも仲間の助けになることを知り「戦わずに貢献するプレイスタイル」に気付けた瞬間に「壁」をあっさり乗り越えてどハマりをしてしまった。
もはやキルするのではなくいかに素早く多くの仲間を助けるかだけに命を掛けていた。(BF1では看護兵セミオートに開花して猛威を振るった)あれから多くのFPSをプレイしていたがあんな困難な壁を乗り越えた感覚は2度と訪れてはいない。
みんな同じ感覚を感じたからこそ、今ここで『HELL LET LOOSE』のリアル志向なFPSに興味が沸いているのだと思うが、ある一定のスキルを手に入れてしまうとFPSに慣れてしい革新的なゲームでもない限りは「あんな壁を越す快感」にはそう出逢えないのだ。
しかし、
ある日突然現れた『HELL LET LOOSE』がその革新的なゲームだとは誰が予想しただろうか?
正直言って死にまくるこのゲームを「削除する」一歩ギリギリまでに追い詰められたストレスの先に「相当なマニアにしか感じられないある面白さ」があること知ってしまった。
こんな感覚は久しぶりだ。
なのでこれからボーダー気味のおっさんゲーマーが薄っぺらく興奮と情熱だけで駄文を書き連ねたのでどうか最後まで読んでも読まなくてもいい。
とりあえず私の興奮をおっさんFPSプレイヤーに感じ取って欲しいだけだから。
PS4/5『HELL LET LOOSE』感想評価
最近、偶然COD WW(ずいぶん古いがキャンペーンだけはやっていなかったので)のキャンペーンをクリアしたばかりの私の前に、突然PSプラスのフリープレイでリアルな第二次世界大戦を体感できる戦争FPS『hell let loose』が登場。
『こういうの待ってたんだよ!』
と歓喜したが
いざ初めてみるとキツい。
リアル過ぎて辛い3点
キツいと感じたのは3点。
・すぐ死ぬ。
標準装備のライフル弾一発当たっただけで死亡。
・敵見えない
HUDが最小限どころか何もなく左下にミニマップもない、更にキルカメラもない。
だからどこで誰に殺されたのか不明なままで同じ場所に行けばだいたい芋っているライフル兵に蹂躙されて終わる。
・マップが広過ぎて辛い。
リスポーン地点から戦場まで徒歩でリアルに3分以上歩くのが辛い。
・そして辿り着いた途端にどこかから撃たれて即死。
・また戦場まで3分(略
これを繰り返す。
本当にこれの繰り返し。
二日目にしてやっとビーコン設置できることを知った仲間がいたおかげで復活地点を自由にすることができるが、ビーコン破壊されると全員徒歩。
こんな感じでリアル過ぎて辛い。
それがhell let looseだ。
だけど何故か
止めることができない魅力があるのが『HELL LET LOOSE』なのである。
そんな人を虜にする『HELL LET LOOSE』の魅力に迫っていきます。
ここから先はhell let looseの魅力のようなものをできる限り紹介するが、例の如く私はボーダー気味なので辛口なのに薄い感想評価記事になる点は容赦してほしい
リアルだからこそ魅力的なゲーム性
勢いで削除もしたいと何度も思ったが
「まだもう少しやってみようかな、あともう一回やってみてから、いや、あの兵科試してないからもう一回…」
いつの間にかあのまま死んで終わりなのは嫌だ、あの戦場で自分ができることを探してみたいと言う気持ちが徐々に生まれてしまうのだ。
このゲームには謎の魅力がある。
グラフィックとかの問題ではない。
こんな言い方しかできないが
まじで、
本当の戦場にいるような錯覚に陥る体験ができる。
のが魅力的に感じてしまう「アハ体験」ができるのだ。
とにかく死ぬ。
すぐに死ぬ。
ライフル兵の一発をお腹に食らったら即死。
サブマシンガンの弾なら2発で死ぬ。
芋ったら勝ち。
探そうとして頭出したら撃たれて死ぬ。
弾がすぐに尽きて死ぬ。
迫撃砲で死ぬ。
こんな体力の少なさ。
プレイヤーのこと考えてないんだろうな。
ストレスしか溜まらないじゃないか。
でもそれが製作者の狙いなのだ。
戦争は
汚いし
見えないし
弾が当たれば人は
死ぬよね?
なのでプレイしていると気がつくことがある。
「確かに現実だったらこんな感じなんだろうな。」
と言うことがやればやるだけ分かってくる。
前述したリスポーン地点からまた前線まで3分歩くストレスを感じたくないのなら、死ななければいい、死にたくない、死にたくないどうすれば?
もう敵を倒すのを目的にするんじゃなくて、死なないで上手に立ち回る方法を考えてみよう。
どうすれば死なずに済むんだろう?
配信されてもう2日経つが皆同じ思いを持ったのだろう
徐々に成長しているのだ。
プレイヤー全員の動きに変化が起き始めている。
初日や二日目は普通に道のど真ん中を走って戦場に向かい待ち伏せされて殺されまくっていたのだが、最近みんな中央を走らずに両脇の茂みに隠れて歩き、立って走らずにしゃがみ走りをするなど、全員が被弾を恐れて移動するようになってきているのだ。
これには感動したし驚いた。
みんな同じ気持ちなのだ。
死にたくない。
死にたくない。
もう3分歩くのは
嫌だ!
生存時間が上がっていき、先ほど、20分以上死なずに看護兵をやっていたら何かトロフィーを獲得、ついでに10人以上蘇生させてもトロフィーを獲得できた。
戦車に遭遇しても戦車の3人称視点ではなくあの小さな窓でしか周囲を確認できないので匍匐前進されると全く気付かれずに横を通り過ぎることができた。
ついでに仲間を蘇生して一緒に長い道のりを匍匐前進して逃げ切ったときには鼻血が出そうになる興奮を覚えた。
こんな経験できるゲーム他にはないよ?
相手が死んだか確かめる術がない面白さ
もうみんな、
第二次世界大戦にいきなり放り出されても少しだけ生存率が上がるスキル身につけてきている。
CODやBFやっている人間はある程度は射角を考えるが「撃たれる前に撃つ」が鉄則なので動きやすく立つことが多い。
が、この『HELL LET LOOSE』はそんなことしたら一番的になると言うことをプレイヤーは自ら学んで実践をしていくのだ。
先に動いたら負け。
そんなゲーム今まであっただろうか?
その面白さに拍車をかけるゲーム性がもう一つある。
「相手を撃っても死んだかどうかがわからない」
のである。
もはやこんなお話をしていれば「え、当たり前じゃん?」と思ってしまうだろうが、BFやCODでは撃って死んだかどうかは絶対に分かるようになっているからこその爽快感や達成感が生まれるのだが。
やはり『HELL LET LOOSE』は一味違う。
敵が死んだかどうかが分からないのだ↓
このように広い大地で敵を倒せば倒れ込む姿が確認できるので安心できるのだが、大抵このような草木生い茂る場所での戦闘が続くと…
↓レティクル内に敵を捉えた瞬間撃ったのだが…
え?
倒したのか?
死んでないのか?
追い詰めるべきか?
隠れるべきか?
待っているうちに回復されるのでは?
もし死んでたら絶好のチャンスなのでは?
こんな思考がめぐるがどれも正解で正解ではない、自分の目で確かめるしかない。
というリアルな点がプレイヤーにもありえないほど考えを巡らせてくるのだ。(ちなみに戦闘中に自分のスコアを見ることはできない、終了まで戦い続けないといけないのだ)
あなたはどうするだろうか?
この相手は死んだのだろうか?
進むべきか?
戦場はリアルタイムに動いている、
あなたの動き一つで戦場がひっくり返ることもある。
さぁどうする?
ちなみに私は敵を倒したと思い込み、一気に距離を詰めようと立ち上がった途端に誰かに撃たれて死んだ。
それが仕留め損なった先の敵か、その仲間か別のやつか、全く分からず死んだ。
どう?
面白くない?
多分、リアル戦闘だったら黙ってその周辺に動きがないかを注視し続け自分の仲間が周囲を索敵し始めるまでは立ち上がるべきではなかったのだ。
なにそのゲーム。
凄くない?
これに気がつくと一気に魅力に取り憑かれてしまう。
そうだ、こうするんだ。
こうしたらどうだろうか。
こうしたら死なないだろうか・
などと試行錯誤を繰り返していくうちに
いつの間にか長時間プレイしてしまう魅力がある。
COD,BFとの大きな違い
戦争FPSといえばコールオブデューティー(COD)とバトルフィールド(BF)がある『HELL LET LOOSE』は強いて言えば『リアルなBF』とも言えるが、全く違う。
『HELL LET LOOSE』はプレイヤーの爽快感、ゲーム性は取っ払っている。このゲームをすることでBFとCODがいかにプレイヤーを楽しませることを考えている優良なゲームであるかを思い知ることができる。いや、感謝したくなる。
『HELL LET LOOSE』がそれだけ酷いのではない。BFもCODもやろうと思えば本当の戦場に没入させるゲームを作れたはずなのに作っていないだけで、『HELL LET LOOSE』はアホみたいにリアルに突き抜けたゲームを作っただけのことである。
話を戻してBFとCODの違いを簡単に話そう。
CODはアクション重視で運動会のような感じ。
MWを除くシリーズ作品は6人V6人の少人数で走って飛んでスライディングしたり撃ち合う行為をスポーツ感覚で仲間と笑いながらワイワイ楽しめるのが特徴で、1回戦も時間も少なめに設定されているので少しだけ空いた時間を利用して楽しめるのが魅力で私は今もCOMWばかりプレイしている。
BFはその名の通り「戦場」を体感できるのが特徴。
少し広めの戦場の中を34人VS34人対戦の大規模戦争の中でただの1兵卒となり仲間と共に進み助け合う体験はまさに「戦場で起きている出来事」を疑似体験しているかのような錯覚に陥れる。大人数で巨大なマップを小隊を組んで歩き回るだけでも面白い。一番ハマったのはBF1の看護兵。前述した通り戦うのが目的ではなくサポートするだけでもいいのだ。銃を持たずに前線の少し後ろで待機して回復に徹してもいい、飛行機に乗ってもいい、戦車だけを狙ってもいい。戦争に勝つ行為に向かうためならどんなプレイスタイルも許容してくれる幅広さ自由さが魅力である。
このようにCODもBFは同じようで全く違うプレイスタイルを求められるので、どっちも買っておけばその時の気分で楽しめる。
そんな2大戦争FPSゲームタイトルに喧嘩を売ったのが『HELL LET LOOSE』である。
翻訳すると『地獄の解放』(物騒だな)の通り「リアルな戦場」だけに特化している。
プレイ画面を見れば一目瞭然↓
おい!
何も表示されてないじゃんか!
このようにPS4/5『HELL LET LOOSE』では画面の余計な情報を徹底的に排除している(設定で簡単に表示を出せるがミニマップなどの戦況が優位に働くようなものはない)
「でもこれが本当の戦場だろ?」
「ミニマップ(笑」
「第二次世界大戦の時にそんなのあるか?」
「現代もねーだろーがよ!」
「戦争ってのはこんな感じだろうがよ!」
って感じで製作者は思っているのだろうか。
この『HELL LET LOOSE』はBFでもCODでもないリアルさだけを追求したゲームである。だから不可思議な魅力に溢れているのだ。
WW1 Verdun&Tannnenbergとどっちが面白いか?
以前暇すぎて似たようなリアル志向な第一次世界大戦を体感できる戦争FPSを買って速攻飽きたクソゲーがあったが、あれはグラフィックも最悪だし動きもっさりだし色々とダメだったので飽きてしまった。
このゲームは低予算だったのだろうか何もかもがダメだったので『HELL LET LOOSE』と比較するほどの価値もない。が、『WW1 Verdun&Tannnenberg』が好きな人は絶対に『HELL LET LOOSE』にハマるだろう。
まとめ:『HELL LET LOOSE』を今すぐやってアハ体験してほしい
多分すぐ死ぬだろう。
そしてまたすぐ死ぬだろう。
でもBFも初めての時はそうだったろう。
とりあえず死ににくくなるようなポイントを紹介している記事を作成しているので後で読んでほしい、そしてもう一度プレイして欲しい。
気がついたら同じトロフィー解除してるだろうから。