アメリカとイタリアでコロナの新しい兆候「コロナの爪先」が話題。しもやけに似た足先に「凍傷」のような赤紫色の変色、腫れ、痛み、痒みの症状が出ている人が増えていることが発表この足の症状を「コロナの爪先」と呼び話題となっています。何故この兆候が現れたのか?現在も最前線で戦う医師の貴重な情報を紹介します。
記事引用:‘COVID toes’ might be the latest unusual sign that people are infected with the novel coronavirus
画像引用:Ilan Schwartz MD PhD@GermHunterMD
新たなコロナの兆候「コロナの爪先」とは?血栓で足が変色?
A telltale sign of #COVID19: pernio / pseudo-chilblains
— Ilan Schwartz MD PhD (@GermHunterMD) April 14, 2020
Painful, swollen and erythematous tips of toes (resembling frostbite).#DermTwitter #IDTwitter pic.twitter.com/4zplwrUiQ2
翻訳:新型コロナの明白な兆候。爪先に痛み、腫れ、紅斑(凍傷に似ている)
(紅斑とは:毛細血管の充血で起きる赤い斑点、押すと退色する)
「コロナの爪先(COVID toes)」とは凍傷のように見える紫色に腫れた状態のことを指し、赤みの他に痛みと痒みが伴うと言われています。
新型コロナウイルス感染症の新たな兆候の可能性があると言われています。現時点では若い人に良く見られる症状だと言います。
アメリカの皮膚科学会は医療提供者の提出した新型コロナ患者の皮膚症状200件のうち約半分にこの「コロナの爪先」の症状が現れていることが分かっています。
「コロナの爪先」症例画像紹介
医師はイタリアの医師から提供されたこの画像を見て、このコロナの爪先の兆候が出てきたら注意して欲しい、検査が必要だと警告しています。
Please be aware there are skin signs of covid. Purple red papules on the fingers and toes. Looks like chilblains/ pernio. May have no other covid symptoms. Seen in young people.
— Dawn Wahezi (@DWahezi) April 11, 2020
Images of pernio like changes of Covid-19 from Italy @TamarPedsRheum @NataliaVasCan @IreneBlancoMD pic.twitter.com/5jKp04Yykq
Cada día vemos nuevos pacientes con este aspecto que recuerda la #perniosis con #vasculitis o micro #trombosis. Son #adolescentes con poca clínica #respiratoria de #COVID19 . Necesitamos realizar estudios en estos #jovenes para entender mejor la #patogenia. #Covid_19 #COVID2019 pic.twitter.com/z6rvjuAuZY
— Dr. Ramon Grimalt (@DrRamonGrimalt) April 8, 2020
Some young patients seem to develop this type a acral manifestations on relation to #COVID19 infection. Have a look to this article from the italian colleagues. https://t.co/mxPVHsY4km pic.twitter.com/JtRkAK7OxR
— Dr. Ramon Grimalt (@DrRamonGrimalt) April 7, 2020
何故今頃?と思うかもしれませんがこの情報は出ていたそうですが、誰もコロナと関連するとは思っていなかったこと、寒い時期だったことでしもやけと思われていたこと、そして今もコロナの影響であるかは断定できていないことから発見と公表が遅れたようです。確実な情報ではないことを控えることは遅れると言わない方が適切かもしれません。
上記紹介したTwitterをぜひ覗いてみてください、世界中の医師同士で様々な話し合いをしているので新しいコロナ情報も出てくるかもしれません。
「コロナの爪先」が起きる原因とは?
コロナの爪先になる原因は不明です。
しかし医学界では以下の理論が出ていると説明しています
- 新型コロナによる体内で炎症を起こすことで現れる病変の可能性
- ウイルスが血管の炎症を起こしている可能性。
- 病変により皮膚の血管の血栓が引き起こされた可能性。
もちろん全て可能性でしかないのですが、一番多く発言されているのは「コロナによる血栓症」という言葉です。
上記情報提供した方はこの症状が現れたら検査した方が良いとしています。
新たな症状はイタリアでも「肺に永久的な損傷」
イタリアでは新型コロナ感染だった軽症のダイバー6人が自宅療養後完治したが、肺の損傷がひどくダイビングができない可能性があるとされています。
これらの情報から新型コロナウイルスは肺・心臓・脳・血管にも影響を及ぼす可能性が出てきました。全国で軽症として自宅療養していた方が亡くなっていますがこれらウイルスの新たな兆候が原因の可能性があります。
軽症だから、インフルエンザと比較して甘くみると危険かもしれません。
以上です。