国際地質化学連合の理事会で正式に決定されました。難しい言葉が並ぶチバニアンとは?を1分で分かり易く紹介。
チバニアンってなに?簡単に解説。
チバニアンとはラテン語で「千葉時代」を意味します。
歴史上で日本の地名が付くのは史上初のため日本全土で歓声が上がっています。
それにしてもチバニアンって何?と思ったけどどうにも難しそうで読む気が失せる人も多く私も頭を悩ませたので少しでも分かり易く紹介できればと思います。
まず、チバニアンの前に「千葉セクションのお話」
実は地球では地磁気は逆転を何度も繰り返していることが地質に残った磁力から判明。
しかも、地質の磁力を調べると
「その時代はどの方向に磁気が向いていたか?」
もわかるため地質上とても貴重な情報でした。
そして、千葉県市原市にある千葉セクションと呼称される地質には
明確に磁気が逆転してきた痕跡が残っており、
特に「地球で最後に磁極が逆転した地質データが残っていた」
ため、地質上重要なデータが残る場所として
「国際標準模式地」(地質年代の境界を最も研究しやすい地層のこと、世界基準となる場所・土地を指定。模式地として決まると金色の杭が打込まれる)として「チバニアン」と命名して申請していました。
なぜか不正研究だと様々な邪魔は入り、申請が難しいと言われたり。
イタリアも同じ地質時代のデータを申請していましたが、日本のデータの方が優秀であると認められ、
2020年1月17日。
地球上で旧石器時代にあたる75万年から12万6千年前の時代
原人、旧人、現代人へと人類の進化が起きたと言われている時代。
この時代を表す重要な「地質時代の境界を示す貴重な地層」として千葉県市原市にある養老川沿いの地質が、
「チバニアン」と呼ばれることが決定しました。
まとめ:チバニアンってなに?
地質時代の名称に日本の名前が、しかも千葉。
日本人として誇らしいですね。