2019年10月PSPLUSのフリープレイAABZÛ感想。風ノ旅ビトのクリエイターが本当に作ったのか疑問の残るゲーム性で没入感は低め。どんなゲームだったかを紹介していきます。
風ノ旅ビトのクリエイターが作ったにしては浅い出来だったので調べてみました。
その後しっかりとゲームをプレイした感想も紹介します。
どちらにせよフリープレイなのでライブラリーに保存はした方が絶対にいいですよ。
ただし、先に言っておきますが風ノ旅ビトには遠く及びませんのでご安心を。
ABZÛと風ノ旅ビトの人が作った?
ご存知ゲームオブザイヤーを受賞した風ノ旅ビトのクリエイターが作ったと言われているが、実際には今作ABZÛのクリエイティブ・ディレクターであるmatt navaが風ノ旅ビトのアートディレクターだったという程度の関連性であり、ABZÛの制作スタッフの一人が風ノ旅ビトの制作スタッフだったよ。程度のものである。
安心した。
だって風ノ旅ビトに比べてゲーム性が浅く薄いと感じたので。
あの人たちがこの程度で満足する訳がないと思ったので。
実際に、雰囲気ゲート呼ばれるFlower。風ノ旅ビトをプレイしてからABZÛをプレイしたのだが、
似ているようでどちらの要素にも絡みきれておらず、「風ノ旅ビトを模範したゲーム」程度の印象で終わってしまった。
プレイした後の感想を以下で紹介します。
風ノ旅ビトってそんなに凄いの?
と思った方はこちらで細かく感想を述べているのでどうぞ→PS4:風ノ旅ビトの感想と評価
感想評価:風ノ旅ビトになれなかったABZÛ
50点
今作ABZÛは謎の全身ダイバースーツを着込んだ人間?が海の中を自在に泳ぎまわりながら、周囲にある謎を解きつつ道を切り開き、途中にあるお宝を発掘したり、魚のアンロックを行い周囲に新たな魚を増やしたりする「雰囲気ゲー寄りのアドベンチャーゲーム」です。
PVは最高に面白そうで、何度も何度も購入しようと迷い続けて一年経ったらフリープレイで登場してくれたおかげでやっとプレイできましたが、1,500円払わなくて良かった。が正直な印象。
色々と紹介しますが、今作のプロモーションで「風ノ旅ビトのクリエイターが贈る」と謳っているので、風ノ旅ビトとどれだけ差があるのかを明確にしていく内容となっています。決して今作はつまらなくはないが、風ノ旅ビトのクリエイターが作った割には駄作なんです。
音楽は最高。
そりゃそうだ、風ノ旅ビトの作曲を担当した「Austin Wintory」さんが今作の音楽も手伝っているんだからね。そりゃそうだ。
しかも風ノ旅ビトの音楽に良く似た曲が何曲かあるので、何とも言えない気持ちになる。作曲を依頼した人にも作曲しちゃったAustin Wintoryさんにも。
が、肝心の没入感を削ぐ操作性やゲーム性が邪魔をしてくれるのでそれほど耳には残らない結果に。
ちなみに風ノ旅ビトが人生で初めてゲーム音楽を購入した音源でもある。
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画質は最高だが風ノ旅ビト意識しすぎて薄味。
冒頭の操作感を慣れるまでは太陽の光が眩しい浅瀬を泳ぎ廻るのだが、徐々に深く深く落ちていき、美しい柔らかい光に包まれた海中から、深海に至る道中をマッコウクジラと共に沈むなど雰囲気は最高峰。画面にはヒントなど無駄な文字が一切表示されないのでゲームに集中できる。。。
なのだが、ゲームの流れが全て風ノ旅ビトと一緒なのだ。
例えば、操作性を慣らす為の冒頭、簡単な謎解き、徐々に解き明かされる謎、何となくわかる行き先、次のステージへの道は周囲の仲間たちと共に疾走するなど。
が、全て二番煎じというか、模範でしかなく
風ノ旅ビトほどの完璧な没入感のあるデザインでもなければ、見事でシンプルな操作性でもなく、キャラの動きも滑らかだがテンポが悪く、ストーリーもあるようでないため、私たちは何で彼を操作して海を泳ぐのか?が徐々にすら明らかになっていかないあたり、全てが中途半端なのだ。
操作性が不快:進むのはR2だよ!って知るか!
海の中ということで、360度に渡って海中を移動できるのだが、まず「海の中を進む」ボタンが表示されないのでずっとウゴウゴして数分間経ってやっと「R2」ボタンを長押しすることで全身することを知る。
R2ボタンは潜るボタンだって説明していたじゃねぇか!!!
まぁ気付いた後からは、快適とは言い難い操作性、飛行機物の操作環境に多い、スティックを下に倒すとキャラクターが上を向き、上に倒すとキャラクターが下を向く「いわゆる反転」がデフォルトになっている。私は何が何でも標準操作派なので速攻で変更しましたが、操り辛い。
そしてキャラクターの遊泳速度も微妙に遅く、✖️ボタンをテンポ良く三回タップするとフィンが金色に光り輝いて一気に進む事が出来るのだが2秒程度しか加速せず、再び加速するには3秒近くクールダウン時間が必要となるのだが、
テンポ悪い。
もっと気ままに自由に海中を魚のように泳ぎたいと思っている人には少し物足りないスピード感。
結局最後まで、「こいつ遅ぇよ」という印象は拭えぬままラストまで行ってしまった。
うーん。
風ノ旅ビトよりもFlowerよりも見劣る
さすがアートディレクターがゲームのクリエイティブディレクターになるとそこまでゲーム性にこだわれなかったのか、今作ABZÛは風ノ旅ビトのような「私たちは何故彼を操作して、謎の光に向かって歩き続けるのか?この荒廃した世界、砂漠は過去に何かがあったのか?行く先には何があるのか?」と行ったプレイヤーの疑問を徐々に明かしていくネタバレの刻み方が絶妙で一歩一歩先に進むモチベーションを微塵も落とす事なく先へ、先へ無言で進み続けるキャラクターそのものになりきったような没入感があり快感ですらあった。
話が逸れました。
それだけ風ノ旅ビトを愛する人にとって今作ABZÛは期待を裏切られたという印象が強い。
ゲーム全体を言えばご存知デジタルデータで初めて美術館に保存されたとして有名な最高峰の雰囲気ゲームFlowerに近いか。
が、Flowerほど没入感のある快適な操作性がある訳でもないのが残念で残念で。。。
Flowerは草原に咲く一輪の花からこぼれ落ちそうになった一枚の花びらをプレイヤーが起こす風に乗せて草原を縦横無尽に走り回りつぼみの状態の花に触れる事で開花させてお礼に一枚の花びらが仲間となり徐々に100枚近くの色とりどりの花びらが風に乗って草原を走り回る、幻想的で美しいデザインと操作性から「雰囲気ゲー」の代表作として有名に。
残念ながら後半は意外と難しくなり「ゲームオーバー」があるのが残念で子供が途中から電線に引っかかって進む事ができないでいる。この点はゲームオーバーがないABZÛが上か。
あ、flOwよりは面白かったかも、あのゲームは最後まで楽しめなかった点ラストまで楽しめたこのゲームの方が上か。
だがそれだけ。
まとめ:PSPLUSフリープレイABZÛの感想評価
デザイン:海中の景色や魚は美しい。
ゲームデザイン:没入感を削ぐ謎解きが分かりにくい。
ストーリー:皆無・心を動かされない。没入感なし。
操作性:テンポの悪い遊泳感・ストレスが溜まる。
音楽:見事だが、そりゃ風ノ旅ビトの人だからな。
総評:風ノ旅ビトのクリエイターが贈るの一言のせいで無駄に期待させた分「がっかりした人が多かったはず」
みんな!今から定価だろうと気にしないで
風ノ旅ビトプレイしようぜ!
こちらで細かく感想を述べているのでどうぞ→PS4:風ノ旅ビトの感想と評価